玉虫色の秘密はタテ糸とヨコ糸の色差によるものなのですが、なんと糸の状態で染めるいわゆる先染めではなく織って生地にした状態で染める後染めなのです。

染め分かれる生機(キバタ)を使用しているということなのですが、昨今の国内情勢などにより、もうこの生機を作ることはできないとのこと。

そのためいつかはこの色のプリーツスカートを販売することを終了する運命は決まっているなんて、とても悔しい思いです。

タテヨコ2本の糸で表現できる玉虫色というものは、紙や他のマテリアル、コンピューターグラフィックなどでは今のところ表現できない織物ならではのものです。

それに加えて着用した際に初めてわかる、安心感がある重さながら風や空気によってふわりと揺れる軽さが同居しているという絶妙な重量感、体の動きに追従するドレープ性などの特徴が、玉虫の視覚から来る高揚感を奥行きのあるものにしてくれています。

オリジナルのプリーツ型を使用。

ウエストから裾にかけてまっすぐ平行に入る車ヒダを基本に、深いものと浅いもののペアが連続で入る、いわゆる親子サイドプリーツ。

通常、前スカートと後スカートの2面で構成されるものが一般的ですが、itochiでは求めるボリューム感と重量感がそれでは足りず、後スカートを2面に増やし全部で3面にしています。

度々議論を生むポケット有無の問題は、このプリーツスカートを着用していただく際に思考の邪魔になります。
高揚感を妨げることのないようitochiのプリーツスカートは左右ポケットは標準搭載です。

着用者の佇まいのために手の置き場として扱っても良し、スマホなどを入れる機能的ポイントとして扱っても良しです。

ちなみにスマホなどの重いものを入れても形が崩れない特殊なパターン&縫製仕様にしています。
この構造はおそらく世の中に一切存在しないitochiだけの仕様ですが、説明がとても難しいのですでにプリーツスカートを所有していただいてるお客様はぜひ確認してみてください。

機能性のもう一つとして、このプリーツスカートはご自宅の洗濯機で水洗いができます。

ポリエステルに正しい工程をかけたプリーツは水くらいでは取れないのです。
正確には取れないと断言せず取れにくいという表現にするか、永久なものではありませんなどと表現しなけれはいけないのですが、洗濯頻度と人間の寿命を考えると永久と感じるかもしれません。

ただし、プリーツは熱(といっても約140℃)がかかると、取れてしまうのでご注意ください。

このアイテムを快適に着用いただく際に的確な機能性は主に上記2つのみと考えています。

現代においてもハンドプリーツが最先端技術の場合があります。

itochiオリジナルの深いプリーツと浅いプリーツがペアで連続する、いわゆる親子プリーツは機械で自動で折れません。

プリーツ型の特殊さだけではなく、使用している生地がとても繊細で薄く少しのちからで動いてしまいますし、折りミスがないよう適切な力加減で折ったり、作業の間ミスを発見するため凝視する必要があるため人間が作業することが現代においても最先端技術のようです。

縫製・プリーツ加工 :
埼玉県吉川市　株式会社 生田プリーツ

本アイテムは予約販売にてお届けしています。

2025年8月、12月発送分はご好評につき完売いたしました。
現在、2026年3月発送分のご予約を受付中です。

※予約販売はお知らせ無く終了する場合がございますのでご注意ください。

累計415枚、お客様にお届けしました。

※2025年7月31日時点